
日本の住宅耐用年数は平均30年と言われています。
それに比べてアメリカでは平均100年、ヨーロッパでは平均80年と云う耐用年数の統計が発表されています。ではこの差は何処から生じているのでしょうか?
日本では法隆寺を始め数多くの歴史的建造物の実績が物語っているように、木材はしっかりとした保管・管理さえしていれば伐採された状態から200年以上に亘り住宅としての強度を増し続ける事は意外と知られていない事実です。

★では何故、近年の住宅は25年〜35年で老朽化のピークを迎えるのでしょう?
第1の原因は、温度差から生じる結露と湿気による腐朽菌の繁殖や、白蟻等の害虫による老朽化と住宅自体の強度低下です。
次の原因は住宅管理の方法に有ります。米国では中古住宅を購入する人の60%程度が、カリフォルニア州においては90%以上の人がHome-Inspection(ホーム・インスペクション)を利用しています。訊き慣れない言葉かも知れませんが、これは中古不動産を購入する時に物件の性能や品質を専門の検査機関に調査してもらう制度です。
勿論、中古住宅の購入に限った事ではなく住宅調査(家屋診断)は、瑕疵や劣化が発覚してから行うものでは有りません。あくまでも人間同様、定期健診やHouse-Dock(ハウス・ドック)を受ける必要が有るのです。どんなに素晴しい医者も治療をする気がない方や病院に訪れたがらない人には治療できません。人間も住宅も年月が経てば、病気(劣化)や老化(老朽化)は避けられません。せっかく建てた大切な我が家の寿命を延ばすのは家主の気持ち次第なのです。
とりわけ、住宅の健康管理が耐用年数の向上に繋がります。
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